ボーイズラブのすゝめ

ボーイズラブ系のコミックス&小説の感想を中心に。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『囀る鳥は羽ばたかない(5)』(ヨネダコウ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタばれあり】

『囀る鳥は羽ばたかない(5)』の感想です。 とうとう関係を結んでしまった矢代と百目鬼。 だが、それは二人の関係が終わる事とほぼ同義。 自分すら偽ってきた本音を引きずり出された矢代は、この先どうなってしまうのか?

『囀る鳥は羽ばたかない(4)』(ヨネダコウ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタばれあり】

『囀る鳥は羽ばたかない(4)』の感想です。 互いへの衝動をどんどん抑えがたくなっている矢代と百目鬼。 平田との抗争が激化する中、ある出来事が、二人の関係に決定的な分水嶺を画する。 ページをめくる手が止められません。

『囀る鳥は羽ばたかない(3)』(ヨネダコウ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタばれあり】

『囀る鳥は羽ばたかない(3)』の感想です。 銃撃事件を皮切りに、矢代を取り巻く環境は混迷を深めていく。 果たして、矢代を狙ったのは誰なのか? また事態が緊迫化する中、矢代と百目鬼は、互いに対する想いを抑えられなくなっていく。

『囀る鳥は羽ばたかない(2)』(ヨネダコウ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタばれあり】

『囀る鳥は羽ばたかない(2)』の感想です。 少しずつ形を変えつつも、徐々に近づいていく矢代と百目鬼の関係。 ところがその裏で、道心会の跡目問題に絡んだ人々の思惑が不気味に蠢いている。 とうとう矢代が銃撃される事件まで起こり、事態はさらにひっ迫…

『囀る鳥は羽ばたかない(1)』(ヨネダコウ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタばれあり】

『囀る鳥は羽ばたかない(1)』の感想です。 ヤクザの若頭でありフロント企業のトップでもある矢代は、友人の影山に報われない想いを抱きつつも、様々な男達のもとを渡り歩いていた。 そんなある日、矢代は年齢にそぐわぬ妙な風格を持った新らしい部下・百…

『抱かれたい男1位に脅されています。(6)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

『抱かれたい男1位に脅されています。(6)』の感想です。 今回は以前の《ハワイ編》に引き続き、また二人が日本を飛び出す《スペイン編》。 二人は共に歩んでいくための葛藤をうち破れるのか? 准太のルーツについても明かされていて見逃せない一冊。

『抱かれたい男1位に脅されています。(5)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

『抱かれたい男1位に脅されています。(5)』の感想です。 前巻で准太に別れを告げた高人は、新たな准太のスキャンダルに胸を痛めていた。 一方、噂の女優・黒川百合江と共演したドラマ「魔女の雫」がクランクアップした准太。 ここから彼の復讐劇が本格的…

『抱かれたい男1位に脅されています。(4)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

『抱かれたい男1位に脅されています。(4)』の感想です。 高人と准太がハワイへ行く特別編の甘々さから一転、またまた大ピンチの遭遇する二人。 今度の相手は週刊誌。 別れ話を持ち出す高人。 准太は高人を胸の内に取り返す事ができるのか?

『抱かれたい男1位に脅されています。(3)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

『抱かれたい男1位に脅されています。(3)』の感想です。 高人と准太の出会いの物語が各自の視点から描かれています。 なぜ准太が高人にあれほどベタぼれなのかが明らかになる3巻。

『抱かれたい男1位に脅されています。(2)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

『抱かれたい男1位に脅されています。(2)』の感想です。 当初はいかにもなアンソロ系作品でしたが、脇役達も出揃い、物語が厚みを増してきた事を感じる2巻。 想いを深める高人と准太が、今回初めて危機が訪れます。 二人は壁を乗り越えられるのか?

『抱かれたい男1位に脅されています。(1)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

『抱かれたい男1位に脅されています。(1)』の感想です。 2018年10月から12月までTOKYO MX他でアニメ化された人気作品。 8歳でデビューし、芸歴20年の人気俳優・高人と赤丸急上昇中の若手俳優・准太が繰り広げるドタバタラブコメディ。 わんこ系(時に狂…

『炎の蜃気楼 ー断章ー 砂漠殉教』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼 ー断章ー 砂漠殉教』の感想です。 己の体内の毒が愛する者を傷つけるのを愁い、二人っきりの牢獄である霧の山荘から消えた高耶。 そんな彼を捜し求める直江の姿を描いた「砂漠殉教」。 古城高校の卒業式当日、高耶との友情について葛藤する譲を…

『ギヴン(5)』(キヅナツキ/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタバレあり】

『ギヴン(5)』の感想です。 秋彦と雨月、そして秋彦と春樹の一進一退する関係がこの上もなく丁寧かつ繊細に描かれている5巻。 三人の恋の行く末は? そして、givenはフェスの三次審査を通過できるのか?

『炎の蜃気楼22 魁の蠱』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼22 魁の蠱』の感想です。 引き続き赤鯨衆に身を寄せる高耶は、内部の複雑な人間関係はおろか、距離を置いたはずの《闇戦国》の渦に巻き込まれていく。 一方、ひょんな事から出会った葛城一蔵と行動を共にしていた直江は、高耶に結び付く手がかり…

『ギヴン(4)』(キヅナツキ/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタバレあり】

『ギヴン(4)』の感想です。 年少組二人がゆっくり互いへの想いを育む中、年長組が大変な事になってます。 真冬の「ちゃんと確かめないと、だ、だめに、なるから」はけだし至言。 秋彦の暴走、春樹の報われない献身に痛みを感じつつも、ページをめくる手が…

『炎の蜃気楼21 裂命の星』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼21 裂命の星』の感想です。 物語は第三部へ突入。 舞台は密教界の巨人・空海に縁のある四国へ。 新たなる登場人物満載。 そしてある事がきっかけで謎の組織《赤鯨衆》に身を置く事になった高耶。 シリーズは大転換点を迎えます。

『ギヴン(3)』(キヅナツキ/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタバレあり】

『ギヴン(3)』の感想です。 真冬の過去に一応の決着がつき、バンドとしても新たな一歩を踏み出す4人。 また惹かれ合う立夏と真冬は、はれて交際を開始するが……。 バンド活動は順調なものの、人間関係については波乱の予感です。

『炎の蜃気楼20 十字架を抱いて眠れ』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼20 十字架を抱いて眠れ』の感想です。 霧の山荘でとうとう高耶と直江は向かい合う。 別離も、確執も、愛憎も越えて、二人は身も心も結ばれる。 ところが、二人の前にはさらなる試練が立ちはだかっていた。 読者は静かに見守るしかできない。

『ギヴン(2)』(キヅナツキ/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタバレあり】

『ギヴン(2)』の感想です。 とうとう読者の前に明かされる真冬の過去。 真冬を苛み続ける後悔と悲哀。 真冬と立夏は葛藤を乗り越えられるのか?

『ギヴン(1)』(キヅナツキ/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタバレあり】

『ギヴン(1)』の感想です。 2019年7月からフジテレビ”ノイタミナ”他でアニメ化。 ノイタミナ枠では初のBL作品。 ある学生バンドを中心とした青春ストーリー。 名作・良作の多いノイタミナ枠なのでかなり期待しています。

『きのう何食べた?(15)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(15)』の感想です。 ケンジの店長業、ヒロちゃんのベトナム生活、田渕君と千波さんの交際など、前巻でまかれたエピソードの種が順調に育っています。 あとシロさんのご両親の老人ホーム入りも、第一巻から読んできた読者としてはなん…

『炎の蜃気楼 群青』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼 群青』の感想です。 『覇者の魔鏡』に登場した景虎の生家・北条氏を描いた「群青」。 『硝子の子守歌』、『琥珀の流星群』の二冊にまたがる《仙台編》の後日談「七月生まれのシリウス」。 二作を収録した番外編。

『きのう何食べた?(14)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(14)』の感想です。 今回、美容室の店長・ヒロちゃんと玲子さん夫妻の話がいよいよ決着。 ホラーだホラーだと言いつつもなんだかんだで楽しんでいたから、この先この二人のエピソードが見られなくなるとしたら残念。 ケンジはとんだ巻…

『炎の蜃気楼19 火輪の王国(烈濤編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼19 火輪の王国(烈濤編)』の感想です。 5冊にまたがった『火輪の王国』もいよいよ完結。 鬼八の首を中心にして、すべてが阿蘇に結集していく。 高耶は鬼八の厄災を止める事ができるのか?

『きのう何食べた?(13)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(13)』の感想です。 この巻で記念すべき100話目を迎えていますがまったりムードは変わらず。 これからも、それを貫いてほしい。 しかし、#103を読んでいると、とうとうシロさんも孫がいてもおかしくない年に突入してしまったんだ…

『炎の蜃気楼18 火輪の王国(烈風編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼18 火輪の王国(烈風編)』の感想です。 熊本市内で繰り広げられる大乱戦。 上杉の大将を降ろされ、失意の高耶はどう動くのか? そして、ついに掘り起こされた《黄金蛇頭》は、九州にどのような厄災を招くのか?

『きのう何食べた?(12)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(12)』の感想です。 今回もまったりしつつも、新メンバーの加入など、さらに世界観の広がりが感じられました。 ジルベールの家出の回には少しドキッとしましたけれどね。 こういうのがあるから、よしなが作品は油断できない。

『炎の蜃気楼17 火輪の王国(後編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼17 火輪の王国(後編)』の感想です。 高耶を救出する途中、とうとう相見えた直江と小太郎。 高耶の傍らを巡り、二人の《直江》が死闘を繰り広げる。 一方、熊本には九州の武将が揃い踏みしたばかりではなく、《闇戦国》の大物達が続々と集結し…

『きのう何食べた?(11)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(11)』の感想です。 今回はいつもの通り緩い雰囲気の中にも、シロさん二度目のカミングアウトや、美容室の店長・ヒロちゃんの話など、こちらの胃と心臓がキューっとなる場面がありました。 やはり単なるほのぼの作品とは一味違うなと。

『炎の蜃気楼16 火輪の王国(中編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼16 火輪の王国(中編)』の感想です。 物語の舞台は熊本市内、そして阿蘇へ。 《黄金蛇頭》、そして九州の覇権をめぐる争いは、いよいよ白熱化。 重傷を負い鳥人に攫われた高耶を救出するため、開崎と小太郎、因縁の二人は阿蘇山に向かう。