ボーイズラブのすゝめ

ボーイズラブ系のコミックス&小説の感想を中心に。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『きのう何食べた?(10)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(10)』の感想です。 連載が長くなり10巻ともなると、シロさん&ケンジだけではなく脇を固めるレギュラー陣もそれぞれ岐路に立たされているのをヒシヒシと感じる巻。

『炎の蜃気楼 Exaudi nos アウディ・ノス』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼 Exaudi nos アウディ・ノス』の感想です。 松本で今生の景虎と再会する数年前の直江を描いた「Exaudi nos ――永劫を背負える愛」。 無念を残して天に昇った競走馬と騎手の願いを叶えるため、高耶達が尽力する「GOLD WINNER ――秋の陽に消えた天馬…

『きのう何食べた?(9)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(9)』の感想です。 この巻ではとうとうシロさんが50歳の誕生日を迎えました。 生まれてから半世紀。 ちなみに連載開始から7年。 本当におめでとうございます。 なんだかんだ言って、シロさんは周囲の人々に愛されていると思いますよ(…

『炎の蜃気楼15 火輪の王国(前編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼15 火輪の王国(前編)』の感想です。 今回の舞台は熊本。 とうとう本州を飛び出して九州に上陸。 土俗的な儀式や謎の新興宗教、また生徒会が強権を振るう奇異な高校、それに九州の武将達が入り乱れて、ダイナミックな物語が展開されます。

『きのう何食べた?(8)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(8)』の感想です。 今回はシロさん&ケンジが住んでいる街を飛び出して、京都へお出かけするエピソードが新鮮。 あと#64も、ケンジの人生の中でも大事件ですが、いつもながら緩やかに進んでいく。 むしろ、ケンジがシロさん関連以外…

『炎の蜃気楼14 黄泉への風穴(後編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼14 黄泉への風穴(後編)』の感想です。 舞台の中心は、前巻に引き続き江の島。 捕らえられてしまった高耶。 里見の野望は成就し、黄泉への扉は開かれてしまうのか? そして、高耶の心の琴線に触れる謎の男・開崎誠の出現。 上杉第五の男・色部…

『きのう何食べた?(7)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(7)』の感想です。 今回は、ケンジがはじめて筧家でお正月を迎えたエピソードが印象的。 イイ感じでまとまりましたが、シロさんのご両親の事だから、これからももの凄い爆弾を投げてきそうな予感。

『炎の蜃気楼13 黄泉への風穴(前編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼13 黄泉への風穴(前編)』の感想です。 本作から第二部がスタート。 イラストも東城和実先生から浜田翔子先生へバトンタッチ。 舞台は主に神奈川県の江の島。 直江を失った高耶は、どのような道を歩んでいくのか? そして《闇戦国》の勢力図は…

『きのう何食べた?(6)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(6)』の感想です。 この巻では前巻に引き続き、小日向さん&ジルベールが活躍しています。 そして、以前登場した人物達やエピソードのその後が描かれているのも、シリーズファンとしては嬉しい限り。

『炎の蜃気楼12 わだつみの楊貴妃(後編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼12 わだつみの楊貴妃(後編)』の感想です。 物語の舞台は山口県萩市から、瀬戸内全域に渡り、やがて厳島神社へと収束していきます。 表紙からして正視するのを躊躇ってしまいますが、読者もここは踏ん張って、第一部最終巻を見届けましょう。

『きのう何食べた?(5)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(5)』の感想です。 今回の出色は小日向さん&ジルベールのカップル。 彼らの生活をスピンオフで見てみたいくらい濃い&興味深い。 馴れ初めなども気になります。

『炎の蜃気楼11 わだつみの楊貴妃(中編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼11 わだつみの楊貴妃(中編)』の感想です。 舞台は前回に引き続き広島、そして山口県萩市へ……。 織田信長の躍動、織田対反織田の宝珠争奪戦など激動の巻ですが、なんと言っても、ラストにすべてを持ってかれます。 激震の走る展開の多いシリー…

『きのう何食べた?(4)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(4)』の感想です。 時に笑い、時に唸らされる素敵なお話と、滅茶苦茶使えるレシピがいっぱいな一冊。 献立の栄養バランスの良さ、そして材料も一般的なもの(しかも旬の食材)が多く、メニューに困った時にも大助かり。

『炎の蜃気楼10 わだつみの楊貴妃(前編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼10 わだつみの楊貴妃(前編)』の感想です。 第一部の最終話でありショッキングが展開が目白押しなので、読者も心して読まないと。 様々な陣営が入り乱れ、瀬戸内海全域に渡るスケールの大きな話ですが、前編はとりあえず発端編という感じ。 主…

『きのう何食べた?(3)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(3)』の感想です。 今回も、シロさんが作る美味しそうな料理や、主人公二人が営む日常を余すことなく楽しめました。 しかし同時に、老親の金銭問題や孫を見せてやれない居たたまれなさなどが身につまされる一冊。 性嗜好問わず、多くの…

『炎の蜃気楼9 みなぎわの反逆者』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼9 みなぎわの反逆者』の感想です。 今回の舞台は京都。 以前から作中でも語られていましたが、晴家が200年間待ち続けている恋人について詳しく明かされます。 また、不協和音がいよいよ深刻度を増していく高耶と直江の関係。 夜叉衆にとっての強…

『きのう何食べた?(2)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(2)』の感想です。 今回は親の病気、同棲など、ライフサイクル的に見ても、かなり重要なテーマが取り上げられていました。 しかし、ゆったりとした空気感は変わらず。 よしなが先生の作品は、いつもながら絵もストーリーも安定していて…

『炎の蜃気楼8 覇者の魔鏡(後編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼8 覇者の魔鏡(後編)』の感想です。 舞台は前巻から引き続き、日光、箱根。 龍神として現れた北条氏康から、高耶の躰を助けるか否かの選択を迫られ、直江が選んだ道は? そして、日光では東照宮周辺を舞台にして、上杉夜叉衆と北条氏の全面戦争…

『きのう何食べた?(1)』(よしながふみ/講談社モーニングコミックス)感想【ネタバレあり】

『きのう何食べた?(1)』の感想です。 2019年4月5日から西島秀俊さん&内野聖陽さん主演でドラマ化もされる話題作。 よしながふみさんの作品は『ジェラールとジャック』、『西洋骨董洋菓子店』、『大奥』と評価の高いものばかりですが、この『きのう何食…

『炎の蜃気楼7 覇者の魔鏡(中編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

今回の舞台は箱根と日光。 前巻『覇者の魔鏡(前編)』で、北条氏照により《つつが(ケモノヘンに恙)鏡》に捕らえられてしまった高耶。 彼が鏡を通して送ってきたメッセージに従い、直江は北条の屋敷がある芦ノ湖へと駆けつけます。 そこで直江が見たのは、…

『炎の蜃気楼6 覇者の魔鏡(前編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼6 覇者の魔鏡(前編)』の感想です。 舞台は東京、日光、箱根など。 関東平野を跨いだ、大変スケールの大きなお話になっています。 前巻『炎の蜃気楼 ー断章ー 最愛のあなたへ』で、元の互いを傷つけあうような関係に戻ってしまった二人。 高耶…

『炎の蜃気楼 ー断章ー 最愛のあなたへ』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼 ー断章ー 最愛のあなたへ』の感想です。 本書には「最愛のあなたへ ――My Only Dictator――」と「凍てついた翼」、二つの作品が収録されています。 「最愛のあなたへ ――My Only Dictator――」は、ナンバリングされていませんが本編の続きのお話。 …

『炎の蜃気楼5 まほろばの龍神』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼5 まほろばの龍神』の感想です。 今回の舞台は古の都・奈良。 織田 vs 反織田勢力の戦いがいよいよ本格化、また直江の懊悩が深まりつつも、夜叉衆三人のコンビネーションが光る痛快な物語でした。 次の巻で高耶と直江の関係が激変してしまうので…

『炎の蜃気楼4 琥珀の流星群』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼4 琥珀の流星群』の感想です。 前巻『硝子の子守歌』の衝撃のラストが契機となり、覚醒が急速に進む高耶。 景虎として目覚めつつある高耶の姿に、直江は何を思うのか? 二人の動向から目が離せません。 また、仙台の一般人達をも巻き込んだ最上…

『炎の蜃気楼3 硝子の子守歌』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼3 硝子の子守歌』の感想です。 第一巻、第二巻の舞台だった松本を離れ、高耶は一路、杜の都・仙台へ。 この巻から、上杉夜叉衆による怨霊退治の全国行脚が本格的に始まります。

『炎の蜃気楼2 緋の残影』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼2 緋の残影』の感想です。 シリーズ二作目という事で、主要人物が大分出揃ってきました。 さらに景虎達の宿敵・織田軍が登場し、物語はヒートアップしていきます。

『炎の蜃気楼』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

コバルト文庫の人気作でボーイズラブの金字塔でもある『炎の蜃気楼』第一巻の感想です。 男性同士の恋愛、戦国時代、愛憎劇、サイキックアクションなどにピンっときた方におススメ!