ボーイズラブのすゝめ

ボーイズラブ系のコミックス&小説の感想を中心に。

『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2)』(豊田悠/スクウェア・エニックスガンガンコミックスpixiv)感想【ネタばれあり】

豊田悠先生の『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2)』の感想です。 今回も社員旅行に、黒沢の美人の元カノ(?)登場や同居話など内容盛りだくさん。 二人の仲の進展具合は亀の歩みですが、そのもどかしさに返ってニヤニヤしてしまいます。

『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(1)』(豊田悠/スクウェア・エニックスガンガンコミックスpixiv)感想【ネタばれあり】

豊田悠先生の『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(1)』の感想です。 pixivコミックスで連載中の作品。 社内一のイケメン・黒沢と、30歳まで童貞で触れた人の心を読める力を手に入れてしまった地味っ子・安達が繰り広げるラブコメディ。 黒沢の色々…

『S宿二丁目ラブアワー』(露久ふみ/オーバーラップリキューレコミックス)感想【ネタばれあり】

露久ふみ先生の『S宿二丁目ラブアワー』の感想です。 女装男子・京子(仮名)×(元)バリタチ・泉のラブコメディ。 見かけと中身にギャップのある肉食系な攻めと、負けず嫌いだけれどちょろい受けのやり取りが面白い。 京子の甥・秀一×年上の幼馴染・旭の物…

『ただいま、おかえり ーかがやくひー』(いちかわ壱/ふゅーじょんぷろだくとTHE OMEGAVERSE PROJECT COMICS)感想【ネタばれあり】

いちかわ壱先生の『ただいま、おかえり ーかがやくひー』の感想です。 オメガバース設定のほのぼの家族物『ただいま、おかえり』の続編。 新たな家族・陽も加わって、藤吉家はさらに賑やかに……。 そして、今回は真生がずっと避けていた故郷へ里帰りする事に…

『ただいま、おかえり』(いちかわ壱/ふゅーじょんぷろだくとTHE OMEGAVERSE PROJECT COMICS)感想【ネタばれあり】

いちかわ壱先生の『ただいま、おかえり』の感想です。 オメガバース設定の物語。 オメガバース設定に関しては、本作冒頭でも説明されているので、オメガバース物を初めて読まれる方もご安心を。 本作に関してはとりあえず、男女の他にα、β、Ωという二次性が…

『食べてもおいしくありません』(山田2丁目/リブレビーボーイコミックスデラックス)感想【ネタばれあり】

山田2丁目先生の『食べてもおいしくありません』の感想です。 世界人口の9割を占める「オニ」と、希少種になってしまった「ヒト」が繰り広げる異種族間ラブコメディ。

『くそくらえ純愛』(風緒/竹書房バンブーコミックス 麗人uno!)感想【ネタばれあり】

風緒先生の『くそくらえ純愛』の感想です。 「同じ相手とは二度と寝ない」主義を持っていた峯谷と滝野。 しかし、彼らは単に身持ちが緩い人間ではなく、どちらも過去に拭いきれない心の傷を負っています。 そんな二人がトラウマにケリをつけ、徐々に歩み寄っ…

『ホテル王はそれを我慢しない』(慧/KADOKAWAフルールコミックス)感想【ネタばれあり】

慧先生の『ホテル王はそれを我慢しない』の感想です。 ホテルマン達の恋を描いた『エリートの理性も限界だ』のスピンオフですが、こちら単体でも楽しめます。 ラスベガスのホテル王×フロントクラーク。 攻めがホテル王という事で、もっと浮世離れした物語を…

『交渉人は疑わない』(榎田尤利/大洋図書SHY NOVELS)感想【ネタばれあり】

榎田尤利先生の『交渉人は疑わない』の感想です。 相変わらず口八丁と度胸でトラブルを乗り越えていく芽吹の生き様が痛快。 そして今回、芽吹は兵頭が過去に逮捕された経緯を知る事になります。 際どいながらも、今まで一線超えなかった二人の関係に変化も。

『僕のおまわりさん(2)』(にやま/竹書房バンブーコミックスmoment)感想【ネタばれあり】

にやま先生の『僕のおまわりさん(2)』の感想です。 両想いになってから季節は巡り、とうとう同棲生活を始めた誠治と晋。 前巻よりもさらにラブ度がアップ。 誠治の友人で『無邪気なわんこと猫かぶり』で主役を務めた赤坂×八木もたくさん登場し、晋×誠治を…

『交渉人は黙らない』(榎田尤利/大洋図書SHY NOVELS)感想【ネタばれあり】

榎田尤利先生の『交渉人は黙らない』の感想です。 発売されてからかなり立ちますが、商業BLの中でも十指に入るほど大好きな作品のひとつ。 辛い過去を持ちながら、時に飄々と、時に熱く依頼人のトラブルを解決していく美貌の交渉人・芽吹章。 高校生の頃から…

『DOGS』(里つばめ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタバレあり】

里つばめ先生の『DOGS』の感想です。 同じく里先生の『GAPS』シリーズのスピンオフ作品。 この作品単体で読んでも支障はありませんが、もちろん『GAP』を事前に読んでいた方がより一層楽しめます。 片桐の腐れ縁である強面刑事・矢島千紘が主人公。 ただでさ…

『GAPS apples and oranges』(里つばめ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタバレあり】

里つばめ先生の『GAPS apples and oranges』の感想です。 前作で自分の片桐への想いを薄々自覚した長谷川ですが、片桐の貞操観念のなさなどが気になり、どうしても素直になれない。 一方片桐は、なかなか落ちない長谷川を手に入れるために、ある一手に出ます…

『GAPS RISKY DAYS』(里つばめ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタバレあり】

里つばめ先生の『GAPS RISKY DAYS』の感想です。 会社では王子様、しかし実態は欠点を上げたらキリがない、アブナイ部下・片桐から迫られる普通の会社員・長谷川。 そこへ片桐に負けず劣らず強烈なキャラをしている「第三の男」が現れ、長谷川の生活はさらに…

『囀る鳥は羽ばたかない(6)』(ヨネダコウ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタばれあり】

ヨネダコウ先生の『囀る鳥は羽ばたかない(6)』の感想です。 肉体関係を持った後、矢代に置いていかれた百目鬼。 百目鬼の存在を振り払うように、全てにケリをつけるために動く矢代。 平田との抗争にいよいよ決着の時。 そして、矢代と百目鬼の関係は新た…

『GAPS』(里つばめ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタバレあり】

里つばめ先生の『GAPS』の感想です。 今年37歳になる会社員の長谷川は、平穏な毎日を送りつつも、年齢により身に降りかかる衰えを感じ始めていた。 ある日、彼は会社の後輩で仕事もできるイケメン・片桐の、とんでもない秘密を知ってしまい……。 破天荒な片桐…

『俺が好きなら跪け』(里つばめ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタバレあり】

里つばめ先生の『俺が好きなら跪け』の感想です。 銀行員である同僚同士の物語。 受け攻め共に一筋縄ではいかないカップル。 二人が折に触れては繰り広げる駆け引きに大興奮。 また、お仕事物としても読み応え有り。

『OFF AIR イエスかノーか半分か』(一穂ミチ/新書館ディアプラス文庫)感想【ネタばれあり】

一穂ミチ先生の『OFF AIR イエスかノーか半分か』の感想です。 『イエスかノーか半分か』シリーズの同人誌収録作品や、付録ペーパーやブックレット、ブログに掲載された短編&ショートショートまで集めた作品集。 甘々から少し切ない物語まで作風も豊富。 大…

『その恋、自販機で買えますか?』(吉井ハルアキ/三交社Charles Comics)感想【ネタばれあり】

吉井ハルアキ先生の『その恋、自販機で買えますか?』の感想です。 個人のSNSから人気に火のついた作品。 自動販売機補充員(28)×会社員(32)の年下攻め。 アラサーが滅茶苦茶可愛い恋愛しています。

『おうちのありか イエスかノーか半分か3』(一穂ミチ/新書館ディアプラス文庫)感想【ネタばれあり】

一穂ミチ先生の『おうちのありか イエスかノーか半分か3』の感想です。 今回は、今までいつも計を支えてくれた潮が窮地に陥ります。 明かされた潮の意外な過去。 計を守るために、別れを決意する潮。 果たして、計は潮を取り戻す事ができるのか?

『恋するインテリジェンス ultimate (1) ペーパーワークス集』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】

丹下道先生の『恋するインテリジェンス ultimate (1) ペーパーワーク集』の感想です。 武笠×深津の「恋するインテリジェンス class:rookie 003」や針生×眞御の「恋するテーブルマナー~愚かにならぬ「恋」など「恋」ではない~」などをはじめ、カラーイラ…

『世界のまんなか イエスかノーか半分か2』(一穂ミチ/新書館ディアプラス文庫)感想【ネタばれあり】

一穂ミチ先生の『世界のまんなか イエスかノーか半分か2』の感想です。 前作からおよそ1年後が舞台。 「ザ・ニュース」の裏番組「ニュースメント」とタレント・木崎了の出現により、仕事への葛藤や潮への苛立ちを覚えてしまう計。 それが一段落したかと思っ…

『恋するインテリジェンス(6)』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】

丹下道先生の『恋するインテリジェンス(6)』の感想です。 今回は第118期官の先森篠雅と柳介次の物語。 先森大好きな柳に対して、なぜ先森があれほどまでに塩対応なのか? また、秋草室長をはじめとした第108期官(先森や柳などから見ると「親世代」)の事…

『イエスかノーか半分か』(一穂ミチ/新書館ディアプラス文庫)感想【ネタばれあり】

一穂ミチ先生の『イエスかノーか半分か』の感想です。 クレイアニメーション作家×キー局のアナウンサー。 冒頭から主人公・計の性格&毒舌がインパクト抜群ですが、ただのギャグと勢いの作品ではありません。 お仕事小説としても優秀で、主人公である計と潮…

『恋するインテリジェンス(5)』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】

丹下道先生の『恋するインテリジェンス(5)』の感想です。 今回は志山円の上司で、財務省関税局の課長・差形怜司と、彼と19年付き合っている、同じく財務省主計局の課長・古賀親國の物語がメイン。 差形はいつも円と土門をからかったりと飄々とした印象で…

『蜜通』(エナリユウ/笠倉出版社CROSS NOVELS)感想【ネタばれあり】

エナリユウ先生の『蜜通』の感想です。 初恋の男の息子にアラフォー弁護士が迫られる超年下攻め。 かなりアクが強いですが、深みのある人物造形や緻密な心理描写を求める方におススメの作品。

『恋するインテリジェンス(4)』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】

丹下道先生の『恋するインテリジェンス(4)』の感想です。 今回はいよいよ武笠×深津のルーキーカップルが、てんやわんやの末に結ばれるまでが描かれます。 美しい外見とは裏腹に、恋愛経験のない深津が可愛くて仕方がない。 武笠のために、なけなしのお金…

『ジョシュ・ラニヨン短編集 So This is Christmas』(ジョシュ・ラニヨン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】

ジョシュ・ラニヨン先生の『So This is Christmas』の感想です。 表題作であり、アドリアン・イングリッシュの完結編「So This is Christmas」。 かつて一度だけ肉体関係を持った、元泥棒とFBI捜査官のクリスマスの再会を描く「雪の天使」。 FBI捜査官が、束…

『恋するインテリジェンス(3)』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】

丹下道先生の『恋するインテリジェンス(3)』の感想です。 今回、国際情報統括官組織のメンバーが一気に大量増加。 目の保養以外のなにものでもない。 あと、凄い特殊性癖も次々に炸裂。 萌えるというよりも、口をあんぐり開けてながら、ひたすらページを…

『アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ』(ジョシュ・ラニヨン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】

ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ』の感想です。 心臓疾患の手術を受け、健康を徐々に取り戻しつつも、ずっと自分の人生を諦観してきたアドリアンは、返って戸惑いを隠せずにいた。 そして前作のカミングアウトにより、…