ボーイズラブのすゝめ

ボーイズラブ系のコミックス&小説の感想を中心に。

『恋するインテリジェンス(2)』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】

丹下道先生の『恋するインテリジェンス(2)』の感想です。 男達の欲と野望が渦巻くKヶ関の恋愛模様を描いたオムニバス形式の本シリーズ。 断言しますが、相当奇天烈な1巻ですらまだ序の口でした。 2巻は弾け具合がさらにパワーアップしています。

『アドリアン・イングリッシュ(4) 海賊王の死』(ジョシュ・ラニヨン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】

ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(4) 海賊王の死』の感想です。 ジェイクと別れてから作中内時間で二年。 今現在、アドリアンは前作で出会ったガイと付き合っていた。 だが、あるパーティーで起きた殺人事件がきっかけで顔を合わせ…

『恋するインテリジェンス(1)』(丹下道/幻冬舎バーズコミックス リンクスコレクション)感想【ネタばれあり】

丹下道先生の『恋するインテリジェンス(1)』の感想です。 架空の国・N国に所属する官僚達の恋を描いた表題作他、短編2編と描き下ろし3編を収録した作品集。 耽美な絵からは想像できない奇抜な設定と勢いで、読者を独特の世界に引きずり込む作品の数々。 …

『アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐』(ジョシュ・ラニヨン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】

ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐』の感想です。 クローク&ダガー書店のパート・タイマーであるアンガスが殺人容疑をかけられた事により、カルト的な連続殺人に巻き込まれていくアドリアン。 さらに表紙イラストでも…

『恋人を可愛がる方法』(青山十三/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタばれあり】

青山十三先生の『恋人を可愛がる方法』の感想です。 前作で危機を乗り越えた柳浦と鬼塚。 特に大きな事件は起きませんが、その分、二人のバカップルぶりを楽しめる一冊。

『アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き』(ジョシュ・ラニヨン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】

ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き』の感想です。 今度の舞台は、かつてゴールドラッシュに沸いたカリフォルニア州ソノラ近郊の街。 そこで再び事件に巻き込まれてしまったアドリアンと、彼を追ってやって来たジェイク…

『恋人を口説く方法』(青山十三/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタばれあり】

青山十三先生の『恋人を口説く方法』の感想です。 前作で友情から変化した恋情を成就させた柳浦と鬼塚。 やっと体を繋げたり、鬼塚の家族のような同僚達に挨拶したりと順調に交際を進めていきます。 ところが、意外なところから火種が生じ、サラリーマンであ…

『アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影』(ジョシュ・ラニヨン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】

ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影』の感想です。 高校時代からの友人を殺害された書店主&作家のアドリアンが、自分もまた事件へと巻き込まれていくスリリングなサスペンス。 第1作に関しては、恋愛面よりもどちらかと…

『友達を口説く方法』(青山十三/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタばれあり】

青山十三先生の『友達を口説く方法』の感想です。 靴屋に勤める男達と客の恋を描いたオムニバス・恋する靴屋シリーズのスピンオフ作品です。 しかしこちら単体でも十分楽しめます。 強面刺青彫師×人間関係に不器用なサラリーマンの友情から始まった恋の行方。

『殺しのアート(1) マーメイド・マーダーズ』(ジョシュ・ラニヨン/新書館モノクローム・ロマンス文庫)感想【ネタばれあり】

ジョシュ・ラニョン先生の『殺しのアート(1) マーメイド・マーダーズ』の感想です。 FBIの生きる伝説といわれる上級特別捜査官と、上昇志向の強い捜査官の急造コンビによる、アメリカを舞台にした本格ミステリ。 男性同士の恋愛をテーマにした作品で、こ…

『僕のおまわりさん(1)』(にやま/竹書房バンブーコミックスmoment)感想【ネタばれあり】

にやま先生の『僕のおまわりさん(1)』の感想です。 同じくにやま先生作の『無邪気なわんこと猫かぶり』のスピンオフ。 今度は『無邪気な~』で主人公二人のキューピット役(?)を務めた誠治が主人公となっています。 前作とは違ったタイプのわんこ系攻め…

『無邪気なわんこと猫かぶり』(にやま/竹書房バンブーコミックスmoment)感想【ネタばれあり】

にやま先生の『無邪気なわんこと猫かぶり』の感想です。 素直で飾らないわんこ系攻めと、好きな人の前で理想を演じ続けて疲れてしまったアラフォー受けによるラブコメディ。 変に奇をてらわず、25歳×39歳の可愛い恋を楽しめます。 随所に散りばめられた笑い…

『遠い岸辺』(英田サキ/大洋図書SHY NOVELS)感想【ネタばれあり】

英田サキ先生の『遠い岸辺』の感想です。 イラストはZAKK先生。 表題作の他に、事件が解決した後の二人の平穏な日常を描写した「夢の岸辺」、また電子書籍版にはショートショート「番犬も時には猫になる」を収録。 ある事件がきっかけで、身をやつした元刑事…

『ただれた恋にはいたしません!』(らくたしょうこ/オーバーラップリキューレコミックス)感想【ネタばれあり】

『ただれた恋にはいたしません!』の感想です。 チャラ男と地方から出てきたばかりの少年によるラブコメディ。 勢いとテンポの良さ、とぼけた会話で、読者を笑わせてくれます。

『構いたくなる背中』(ゆいつ/一迅社gateauコミックス)感想【ネタばれあり】

『構いたくなる背中』の感想です。 恋人に去られ、男達との刹那的な関係に慰めるサラリーマンと、彼を放っておけない同僚。 二人が互いに惹かれ合っていくプロセスを追った王道ラブストーリー。

『愛しのXLサイズ』(重い実/一迅社gateauコミックス)感想【ネタばれあり】

『愛しのXLサイズ』の感想です。 タイトルと表紙、正直キワモノ臭がしますが。 でも、そこで尻込みしていては勿体ない良作ですよ、皆さん。 シュールなギャグ、ストーリー、エロの塩梅が絶妙。 騙されたと思って、お試し版だけでも読まれる事をおススメします

『隣の嘘つき』(画:須坂紫那・原作:安西リカ/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタばれあり】

『隣の嘘つき』の感想です。 安西リカ先生の原作を、須坂紫那先生がコミカライズした作品。 己の性癖を認められなかった主人公・高瀬が、ゲイである友一を通して変わっていく話。 原作付きという事もあってか、高瀬の心情変化や二人の距離が縮まる過程が丁寧…

『囀る鳥は羽ばたかない(5)』(ヨネダコウ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタばれあり】

『囀る鳥は羽ばたかない(5)』の感想です。 とうとう関係を結んでしまった矢代と百目鬼。 だが、それは二人の関係が終わる事とほぼ同義。 自分すら偽ってきた本音を引きずり出された矢代は、この先どうなってしまうのか?

『囀る鳥は羽ばたかない(4)』(ヨネダコウ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタばれあり】

『囀る鳥は羽ばたかない(4)』の感想です。 互いへの衝動をどんどん抑えがたくなっている矢代と百目鬼。 平田との抗争が激化する中、ある出来事が、二人の関係に決定的な分水嶺を画する。 ページをめくる手が止められません。

『囀る鳥は羽ばたかない(3)』(ヨネダコウ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタばれあり】

『囀る鳥は羽ばたかない(3)』の感想です。 銃撃事件を皮切りに、矢代を取り巻く環境は混迷を深めていく。 果たして、矢代を狙ったのは誰なのか? また事態が緊迫化する中、矢代と百目鬼は、互いに対する想いを抑えられなくなっていく。

『囀る鳥は羽ばたかない(2)』(ヨネダコウ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタばれあり】

『囀る鳥は羽ばたかない(2)』の感想です。 少しずつ形を変えつつも、徐々に近づいていく矢代と百目鬼の関係。 ところがその裏で、道心会の跡目問題に絡んだ人々の思惑が不気味に蠢いている。 とうとう矢代が銃撃される事件まで起こり、事態はさらにひっ迫…

『囀る鳥は羽ばたかない(1)』(ヨネダコウ/大洋図書H&C Comics)感想【ネタばれあり】

『囀る鳥は羽ばたかない(1)』の感想です。 ヤクザの若頭でありフロント企業のトップでもある矢代は、友人の影山に報われない想いを抱きつつも、様々な男達のもとを渡り歩いていた。 そんなある日、矢代は年齢にそぐわぬ妙な風格を持った新らしい部下・百…

『抱かれたい男1位に脅されています。(6)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

『抱かれたい男1位に脅されています。(6)』の感想です。 今回は以前の《ハワイ編》に引き続き、また二人が日本を飛び出す《スペイン編》。 二人は共に歩んでいくための葛藤をうち破れるのか? 准太のルーツについても明かされていて見逃せない一冊。

『抱かれたい男1位に脅されています。(5)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

『抱かれたい男1位に脅されています。(5)』の感想です。 前巻で准太に別れを告げた高人は、新たな准太のスキャンダルに胸を痛めていた。 一方、噂の女優・黒川百合江と共演したドラマ「魔女の雫」がクランクアップした准太。 ここから彼の復讐劇が本格的…

『抱かれたい男1位に脅されています。(4)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

『抱かれたい男1位に脅されています。(4)』の感想です。 高人と准太がハワイへ行く特別編の甘々さから一転、またまた大ピンチの遭遇する二人。 今度の相手は週刊誌。 別れ話を持ち出す高人。 准太は高人を胸の内に取り返す事ができるのか?

『抱かれたい男1位に脅されています。(3)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

『抱かれたい男1位に脅されています。(3)』の感想です。 高人と准太の出会いの物語が各自の視点から描かれています。 なぜ准太が高人にあれほどベタぼれなのかが明らかになる3巻。

『抱かれたい男1位に脅されています。(2)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

『抱かれたい男1位に脅されています。(2)』の感想です。 当初はいかにもなアンソロ系作品でしたが、脇役達も出揃い、物語が厚みを増してきた事を感じる2巻。 想いを深める高人と准太が、今回初めて危機が訪れます。 二人は壁を乗り越えられるのか?

『抱かれたい男1位に脅されています。(1)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

『抱かれたい男1位に脅されています。(1)』の感想です。 2018年10月から12月までTOKYO MX他でアニメ化された人気作品。 8歳でデビューし、芸歴20年の人気俳優・高人と赤丸急上昇中の若手俳優・准太が繰り広げるドタバタラブコメディ。 わんこ系(時に狂…

『炎の蜃気楼 ー断章ー 砂漠殉教』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼 ー断章ー 砂漠殉教』の感想です。 己の体内の毒が愛する者を傷つけるのを愁い、二人っきりの牢獄である霧の山荘から消えた高耶。 そんな彼を捜し求める直江の姿を描いた「砂漠殉教」。 古城高校の卒業式当日、高耶との友情について葛藤する譲を…

『ギヴン(5)』(キヅナツキ/新書館ディアプラス・コミックス)感想【ネタバレあり】

『ギヴン(5)』の感想です。 秋彦と雨月、そして秋彦と春樹の一進一退する関係がこの上もなく丁寧かつ繊細に描かれている5巻。 三人の恋の行く末は? そして、givenはフェスの三次審査を通過できるのか?