ボーイズラブのすゝめ

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『抱かれたい男1位に脅されています。(5)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

抱かれたい男1位に脅されています。 (5) (ビーボーイコミックスデラックス)

抱かれたい男1位に脅されています。 (5) (ビーボーイコミックスデラックス)

 
『抱かれたい男1位に脅されています。(5)』の感想です。
前巻で准太に別れを告げた高人は、新たな准太のスキャンダルに胸を痛めていた。
一方、噂の女優・黒川百合江と共演したドラマ「魔女の雫」がクランクアップした准太。
ここから彼の復讐劇が本格的に始まる。
 

『抱かれたい男1位に脅されています。(5)』(2018年3月30日発売)

あらすじ

仕事は順調にこなしつつも、准太の事が忘れられず、傷つき続ける高人。
おまけに准太と黒川百合江が仲良さげにしているのを直接目の当たりにして、高人の絶望はより一層深まる。
片や、准太はドラマ「魔女の雫」の撮影を終える。
それが彼の週刊冬文への復讐の始まりだった。
皆を巻き込んだ思いがけない方法で、週刊冬文の信用を奪っていく准太。
やっと彼の真意を知る事ができた高人は、ある覚悟をもって准太のもとへ向かうが……。
 

総評

准太、コワ~~~ッ!!!
ここまでやるか、天然策士。
関係者の情報すべて調べ上げてますよね。
高人が絡んだ時の彼の本気を垣間見ました。
高人にあえて真相を伝えなかったのは、何の相談もせず別れを決めてしまった彼への意趣返しもあるんでしょうね。
高人の想いは分かっていても、それでも許せなかったのでしょう。
とりあえず二人の関係が元に戻り、さらに愛も深まって良かった。
なんかそれとは入れ替わりという感じで、卯坂さん周辺がきな臭いですが……。
在須先輩、かなり厄介なキャラのような気がする。
次回からは二人芝居編が始まるんですよね。
俳優同士の鍔迫り合いにワクワクします。
 
あとこの巻で印象深かったのが第18話の、高人と祖母・鈴子さんとの話。
詳しくは下記で語りますが、とても感動的なお話を読ませていただきました。
ボーイズラブが大丈夫な方なら是非読んでほしい良作。
この泣けるお話の後に「ネトラレトライアングル」を入れてしまうというのが……、あらためて見るとスゴイ構成ですね、この本。

 

抱かれたい男1位に脅されています。 第14話

街頭に貼られた准太のポスターに思わず手を伸ばしてしまう高人から始まる。
外の降りしきる雨と連動して切ないシーン。
なんとか仕事を干されずに済んだけれど、高人の愁いは晴れない。
見かねたマネージャーの佐々木さんが自宅でのタコパに誘ってくれますが……。
幼女キターーー!!!
無茶苦茶かわゆらしい奈々ちゃんに高人もメロメロ。
元・アイドルの奥さんの血を色濃く受け継いで心得ていらっしゃる。
色々末恐ろしいですね、奈々ちゃん。
しかし、可愛い奥さん&娘さんで絵に描いたような幸せ家族だな、佐々木さん。
そして高人は、そんな姿に自分と准太を重ねてしまう。
 
佐々木さん、高人の話を聞いてあげて良いマネージャーですね。
変に押し付けがましくならず……、元々聞き上手なんだろうな。
奥さんと付き合うきっかけもそれだったみたいだし。
これだけ優しく包み込んでもらえれば、奥さんもそりゃあ惚れちゃうでしょう。
奥さんからも佐々木さんと結婚した時の「幸せになる覚悟」を聞いて、自分は准太と離れる覚悟なんてできていなかった事にあらためて気づく高人。
だからこそ、准太と黒川百合江のスキャンダルを知った時、あれだけ取り乱してしまったんでしょうね。
佐々木さんが言う通り、早く雨が止むと良いな。
 
……なんて思っていたら、さらに高人を傷つける事態に。
神様、意地悪すぎ。
高人は准太と百合江がエレベーターで仲良さげにしている姿を目撃してしまう。
その後、百合江がエレベーターから降り、二人きりになってしまう高人&准太。
エレベーターというのはただでも息苦しい場所なのに、さらに緊迫感が漂います。
 

「何かされると思ってます?」
「は…?」
「物欲しそうな顔してますよ」

 
これは完全に准太の意趣返し。
そこで高人も准太からもらった例のチャームを握りしめちゃうんだもんなぁ……、准太も辛抱たまらんよね。
距離を縮めつつも、結局、准太は高人に何もせずに去ってしまう。
准太のフリスクガリッゴリッがあまりにも恐ろしくて、スーパーなどでフリスク見かけるたびに微妙な笑みを浮かべてしまうのは私だけ?
 
そして、とうとう「魔女の雫」クランクアップ。
「さぁ、仕上げだ」の准太がセクシーで、不覚にも(?)トキめいてしまった。
准太の華麗なる復讐の始まり。
 

抱かれたい男1位に脅されています。 第15話

冬文、誤報!!

 
これ、フォントサイズどれくらいだろう?
初っ端からもの凄いインパクトで週刊冬文の大失態が報じられる。
准太と黒川百合江のスキャンダル報道は、冬文の引っかけるための罠だった。
うん、割と最初から知ってた。
これ、事前の高人のスキャンダルの信憑性も下がるわ、「魔女の雫」の番宣になるわ、准太達の俳優としての評価も上がるわ、一石何鳥ぐらい!?
あの短期間でこれだけの計画立案して、関係者にも根回ししたの?
准太は役者としても凄いんだけれど、プロデューサーや経営者などでも才能発揮しそう。
おまけに高人のスキャンダル写真の相手が自分だと暴露し、高人のドジっ子アピールで煙に巻いて、同居(同棲)まで既成事実化してしまった。
とにかく高人が絡んだ時の准太の本気を見ました。
いや~、この子、綾木の言う通り、絶対敵に回したくないですね。
このシーンで今まで高人や准太に関わってきた人々がホッとしていたり、ドジっ子アピールに協力していたりするのを見てホッコリしました。
今回してやられたカメラマンの長谷川ですら、どこかしら清々しい顔をしている。
彼もやはり他者のスキャンダルで食っていくような、そんな仕事からは手を引いて、ずっと真っ当な道を進みたいと思ってたんでしょうね。
優しい世界。
 
「魔女の雫」の仕事も終わり。
准太は百合江にブラックゴールドの指輪を返す。
 

本当にこの指輪がはめたくなったら、いつでもいらっしゃい。
なんなら次は左手の方にする?

 
百合江さん、酸いも甘いも噛み分けた良い女だなぁ。
しかし、准太の左手の薬指は既に売約済み。
准太を迎えに来た高人がエンゲージリングをはめてしまう。
 

こいつの指は、この指以外も全部俺が契約しますんで。

 
高人もやっと欲張る覚悟=准太を離さず幸せになる覚悟ができたんですね、佐々木さんの奥さんがそうだったように。
ここの凛とした高人の横顔や、手を引っ張っていくのが高人の方だというのが素晴らしい。
ただ准太の勢いに流されていくのではなく、二人の関係が対等だという事が伝わってくる。
准太の部屋に帰り、本音をぶつけ合う二人。
体を重ねるのと同じぐらい、今の二人にとって言葉を交わすのは大切な事だから。
二人のわだかまりが氷解していく過程に胸が熱くなりました。
高人、やっと素直になれましたね。
 

抱かれたい男1位に脅されています。 第16話

そりゃあね、もめた後のHシーンは燃えますよねっていう(身も蓋もない)。
准太を思いながら自慰している高人が切なかったから(あれはあれでエロかったけれど)、二人がまた抱き合えて本当に良かった。
准太も高人がいないベッドで眠れぬ夜を過ごしたんだろうなぁ(彼の方がよりヤバそうだけれど)。
 
終わった後、自分もこっそり指輪をはめて(実はペアリングだった)微笑む高人が可愛い。
まあ、案の定、准太にはバレバレなんですけれどね。
准太が高人の指輪に刻んだ”mi tesoro”もネットで調べてニヤニヤしてしまいました。
甘々~!!
 
ですが、准太が冬文を追いつめたわけが凄まじすぎた。
 

高人さんを盗撮していいのは俺だけです!!

 
えっ、そんな理由!?
しかも「長谷川次郎調査ファイル」コワッ!!
元パパラッチの自宅や私生活のアレコレまで調べるなんて准太のバックにはなにがいるのか?
 
そんな感じで二人がラブラブ(?)していると、卯坂さんから連絡が入る。
なんと高人の「真昼の星」への復帰を前提に、高人と准太で二人芝居をやる事が決定した。
今までが今までだけに、あまりにも順調に行き過ぎてコワいぐらいの展開。
しかし、二人の同棲は舞台成功までお預け。
「まあ、准太、ドンマイ!」という感じですが、二人が楽しそうでなにより。
 
そんなわけで、取り合えず高人と准太の仲は一応落ち着きましたが、今度は卯坂さんと因縁のありそうなワイルド系イケメンが登場。
こちらも色々ややこしそうですが、ところでぶっちゃけどっちが受けでどっちが攻め?
 

抱かれたい男1位に脅されています。 第17話

いつもの『抱かれたい男1位に脅されています。』のノリが戻ってまいりました。
いきなり手錠で繋がれた高人と准太の図。
香ばしい新人AD・一本木杉太……、もう名前からしてね、名は体を表しまくり。
そしてお約束とばかりに鍵紛失。
 

困りましたねー。

 
いや、准太、明らかに楽しんでるよね。
それに、こういうプレイ(?)大好きでしょう?
 
一方、先日、在須先輩という如何にもヒャッハー系の人と再会を果たした卯坂さんはなんだか難しい顔。
卯坂さんをあそこまでできる人は、そうはいないでしょうね。
前髪くるくるしたり、「お前、まだ俺の事大好きなのかよ」と傷口抉ったり、ほっぺにチューしたり、おまけにSPや外国人秘書(?)まで惹きつけている彼は何者なのか?
もしかしたら准太以上に難物の予感。
卯坂さんも心をかき乱されていますが、そこは仕事の鬼。
結局、痛い目見るのは部下であるADさんなのでした。
 
その頃、高人&准太のバカップル二人。
もしもし、トータカ、視聴者に決して見せられない、死んだ魚の目してますよ。
この人達、いつも帰宅した時には指輪をはめる儀式やってるんだろうね、あぁ、砂吐くわぁ……。
でもそこは高人、筋金入りのツンデレ。
「見つめ合うと素直におしゃべりできない」とばかりにツンツンしています。
けれども前回の騒動で素直になる覚悟も多少できたのか、准太と一生懸命目を合わせようとする28歳可愛い。
まあ、返ってそれが准太の中の獣を煽ってしまうのいい加減学習して。
ここからはご多分に漏れず手錠プレイ。
前述したとおり、高人は以前よりも素直になりましたが、准太はS度&ねちっこさがパワーアップしましたね。
 
翌朝。
色々やり過ぎて、SAN値が急上昇している高人。
そこへ通りかかった綾木。
 

いや、公衆の面前で何のプレイしてんだ、あんたら。

 
ホントにね。
綾木が初登場の際には、まさかこれほどまでに共感を覚えるキャラになるとは思いませんでした。
とりあえず一度は手錠の鍵がはずれたものの、またまた一本木杉太のウッカリで今度は高人と綾木が繋がれてしまう。
いや、普通に綾木の命が危ないからやめてやれ。
准太もその物騒なナイフをしまうんだ(何を切ろうとしているのか?)。
そして、器用な准太が簡単に開錠できるのは察してました。
昨夜の高人の徒労はなんだったのか?(主に手錠プレイを楽しむため)
 
最終的には綾木と一本木杉太が手錠で繋がれてめでたしめでたし(?)。
ヤッター、正式に高人と友達になれて良かったね、綾木(棒読み)。
二巻で高人に手を出した時の誰かさんによる呪いが、まだ色濃く残ってるんじゃないかと他人事ながら慄きました。
 

抱かれたい男1位に脅されています。 第18話

恒例の1,000円ネタで幕を開けた第18話(高人が反応してくれるのが楽しくて仕方がないんだろうな、准太は)。
准太のオフのお誘いをかわして、大事な人に会いに行くという高人。
准太は切なそうな顔をしますが、そんな彼の寂しさを汲み取った高人は、その人のもとへ連れていってくれると言う。
今回は高人が俳優を目指すきっかけとなった祖母・鈴子との物語。
この表紙からして、読者の胸を打つ。
幼い高人の手を引いてくれる鈴子さんの、人としての器の大きさが伝わってくる。
 
まだ小学校低学年の高人に谷崎潤一郎の『刺青』を朗読して聞かせるって凄いなぁ。
そんな元・舞台女優のおばあちゃん、羨ましい(”おばあちゃん”とか言ったらぶっ飛ばされそうだけれど。実際、高人も名前で呼んでいるし)。
かなりぶっ飛んでいるが、高人のプライドの高さ諸々をつかんでいる。
ちゃんと、高人を一人の個人として向き合っていたんでしょうね。
そんな鈴子の下でイマジネーションと演技力、人間性をすくすくと育んでいく高人。
あとこの二人、容姿もそっくりで遺伝子の濃さを感じる。
鈴子さんもそんな高人が可愛くって仕方なかっただろうなぁ。
 

俺が初めて憧れた人

 
こんな風に孫に思ってもらえたら誇りですよね。
 
鈴子に連れられて、高人が初めて見た舞台は夏目漱石『こころ』の朗読劇。
やはり内容は難しいけれど、その空間に心を躍らせた高人はいつか自分も舞台に立ってみたいと思うようになる。
 

高人、いつかって思った今が、いつかだよ。

 
いや、本気で我が家の家訓にしたくなるほど良いお言葉をいただきました。
高人に手を差し出す鈴子さんが表紙に繋がっていくんでしょうね。
これを思うだけで胸がいっぱいになる。
 
早速、ミュージカル『青い鳥』のチルチル役のオーディションを受けた高人は、それを皮切りに頭角を現し、同世代の中では別格の存在になっていく。
やっかみを言う子役達を邪悪な笑顔で蹴散らしたり、甘いもの大好きなのは今も変わらないですね。
この頃、卯坂さんや中多さんともすでに出会ってたんだ。
こんな思春期時代を知られた仲だから、なんとなく二人に頭が上がらないのも分かります。
というか、卯坂さん、明らかに新人ADの発してるオーラじゃありません。
高人を初めてお姫様抱っこしたのも卯坂さんだった。
ホットチョコレートも、なんだかんだ言いつつ優しい。
もしかして高人が人を判断するのに靴を見るのも卯坂さんの影響?
うわぁ、准太に知られたらヤバい嫉妬案件満載だ。
 
高人が高校二年生になった頃、鈴子さんが入院してしまう。
末期癌。
余命はもって半年。
そんな時、高人はある仕事を受ける。
それは初めて祖母に連れていってもらった朗読劇『こころ』だった。
この辺で涙腺がすでに緩んできます。
語り手の「私」が高人で、「先生」が中多さんなんでしょうね。
それ、すごく見てみたい。
ドラマCDにしてくれたら買ってしまいそうなくらい。
 
鈴子さんの「見舞いに来る暇があったら稽古に集中しろ」という言葉に従い、稽古に邁進する高人。
そして迎えた初日。
最初は中多の掌で転がされていた高人ですが、そこに鈴子さんが危篤だという一報が入ってくる。
ここの豹変した高人にハッとさせられる。
透徹とした瞳。
しゃんと伸びた背中。
蛹が蝶へ羽化したを感じる。
大好きな祖母に少しでも早く会いたかっただろうけれど、それをぐっと抑えて、俳優として一皮むけましたね。
 
舞台を勤め上げた後、病院に駆けつけた高人が見たのは、すでに息を引き取った祖母の姿だった。
間に合わなかった。
けれども、暢さんが言う通り、鈴子さんは劇場のどこかで高人の事をちゃんと見ていてくれたに違いない。
そして、劇が終わると共に、笑顔を残して逝ってしまった。
ここの高人が読み上げる『こころ』の一説に涙腺崩壊。
高人は最後の瞬間鈴子さんの傍にいられなかったけれど、最高の孝行ができたと思います。
 
時は進み、鈴子さんのお墓参りへ来た高人と准太。
鈴子さんは亡くなってしまいましたが、彼女の想いは受け継がれ、今の人気俳優・西條高人がいる。
そして、高人は准太に出会う事ができました。
 

役者の道をくれてありがとう。
こいつに会わせてくれてありがとう。
全部大切に守るよ、鈴子さん。

 
自分もおばあちゃん大好きっ子だったから、とても心を揺すられる話でした。
桜日先生、素敵なお話を本当にありがとうございます。
 

ネトラレトライアングル 第5話

冒頭から差出人不明、丸文字のいかにもなラブレターを貰った星悟。
いや、これ、罠の匂いしかしない。
あと「俺には優也だけ」と言いつつ、星悟の鼻の下が伸びているんですが、それは……。
とりあえず、優也を残して断りを入れに行く星悟でしたが、時同じくして優也のもとにも手紙が来る。
その手紙の表には丸文字で「果たし状」……、なんなんだ、この緊張感のなさ。
 
そして、読者の期待を裏切らず、優也をつけ狙うヤンキー・三ヶ島とその一味に捕まってしまった星悟。
三ヶ島はセタ中最強のヤンキー・藤崎優也に0勝172敗と惨敗した事に対する恨みを抱いていた……、って、172敗する前にいい加減諦めようよ。
 

今日はなぁ、そんなメスに成り下がった野郎にきっちり気合入れてやんよ。

 
いや、そういう意味では、優也は本作の誰よりもオスなんですが。
正直、星悟はとばっちり。
ボーイズラブのお約束で脱がされそうになりますが、そこへ救世主惨状参上。
 

テメェ等、どんだけ死にてぇんだ?

 
スミマセン、この人、前科何犯の凶悪犯ですか!?
出る作品、絶対間違ってる。
もちろん、ヤンキーどもを直ちに粉砕。
ここで星悟に迫っている雪生も只者じゃありませんが。
最後に残ったのは当然、主犯の三ヶ島でした。
ところがこの三ヶ島、実は中学の頃から超マビかった優也に惚れた単なるストーカーのなれの果て。
しかし、そこで優也の虜になった者同士で、星悟との間におかしな同族意識が芽生えて、優也のぶりっ子写真を渡したら大人しく帰ってくれた。
今までのはいったい何だったの!?
 

助けに来てくれてありがとう。

 
星悟はどこまでお人好しなんだ。
良い話風で終わるのかと思いきや、そんな星悟に他の二人が欲情して、結局公園の公衆トイレで3Pの、通常運転に戻った三人なのでした。