ボーイズラブのすゝめ

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『抱かれたい男1位に脅されています。(6)』(桜日梯子/リブレビーボーイコミックスDX)感想【ネタばれあり】

抱かれたい男1位に脅されています。(6) (ビーボーイコミックスデラックス)

抱かれたい男1位に脅されています。(6) (ビーボーイコミックスデラックス)

 
『抱かれたい男1位に脅されています。(6)』の感想です。
今回は以前の《ハワイ編》に引き続き、また二人が日本を飛び出す《スペイン編》。
二人は共に歩んでいくための葛藤をうち破れるのか?
准太のルーツについても明かされていて見逃せない一冊。
 

『抱かれたい男1位に脅されています。(6)』(2019年3月13日発売)

あらすじ

スキャンダル報道が一段落し、二人舞台「血の婚礼」に挑み始めた高人と准太。
ところが高人は、この舞台に必須のフラメンコを上手く表現できずに思い悩む。
このままでは、アドバンテージのある准太に置いていかれてしまう。
フラメンコに宿るラテンの魂をつかむために、スペインへ一人旅立つ高人。
そこへ准太を誘拐したかのような脅迫状が届き、旅先で出会った魅力的な紳士・セレスと一路ミハスへ向かうが……。
 

総評

濃い!!
なんだかやたらと劇画チックだと思ったら、八割方アントニオのせいだったよ、マドレ。
ただ今回は絵だけではなく、内容も濃かった。
とりあえず前巻で危機を乗り切った二人が、この先どうやって同じフィールドで生きていくのか?
情熱の国・スペインを舞台に、准太のルーツや二人の葛藤や試行錯誤などが、読み応えのあるストーリーに昇華されていました。
 
脇を彩るキャラクター達もそれぞれ個性的。
まずは准太の祖父母のセレスさんとヤチヨさん。
セレスさんのスター性と闇、ヤチヨさんの小動物と見せかけた肉食獣な部分やストーカーチックな面、二人の遺伝子が合わさって准太という人間を形作っているんだなと納得。
ここまで来ると、准太の両親というのも非常に気になります。
祖父母が濃いから、意外と普通だったりするのかな?
そして准太の幼馴染・アントニオ。
うん、パッショネイト!!
高人の恋敵(?)ですが根はイイ奴。
最終的には高人との間に友情めいた関係を築いているような気が……(本人達は強く否定しそうだけれど)。
その内、日本に遊びに来てほしい。
その他のキャラクター達も皆生き生きとしていて、こちらまで活力を貰った気分。
 
そんな訳で、とりあえず落ち着いたかに見えた二人ですが、同じく本書に掲載されているPrologueではさらに波乱の予感。
何人か新キャラも登場していますけれど、なんだか犯罪臭がしているのは気のせい?
 

抱かれたい男1位に脅されています。 第19話

冒頭からBLらしからぬノリの第19話。
 

スペイン人に俺はなる!!

 
いや、いきなり海賊王にオレはなる的に言われても……。
そしてまた抱かれたい男No.2がしちゃいけない顔してる。
「ぶぇのす…たるです…」って、これホラー漫画でしたっけ?
なんだか准太のノリが伝染してしまったんですかね?
ほら、カップルってだんだん似てくるっていうから(違)。
表紙に関しても誰なんだ、彼らは……。
ボーイズラブとは明らかに違うものが始まりそうな予感。
 
事態は遡る事一か月前。
前巻で話の出た高人と准太の二人芝居。
演目が決まったんですね。
作品はスペインの作家であるガルシア・ロルカの「血の婚礼」。
 
ja.wikipedia.org
ja.wikipedia.org

ロルカはノーベル賞受賞もあり得たかもしれないと言われている文豪。
ラテン男達の熱い対決を二人が演じるなんてワクワクせずにはいられない。
また卯坂さんが煽ってくるから。
それにしても、同じく卯坂さんがプロデュースしている「事故物件の恋人~ひとりじゃないよ(はーと)~」ってスゴイですね。
もしかしたら「血の婚礼」以上に見てみたいかも。
こんな色々な意味で強烈な作品も、彼ならヒットさせちゃうんだろうな。
 
今までは高人の芸歴と徹底した役作り&演技力、准太の天与のスター性で渡り合ってきた二人だけれど、今回は准太に大きなアドバンテージがある。
スペイン人を祖父を持つ准太にフラメンコの経験があった事。
おまけに、情熱的な性格の准太とフラメンコの相性は抜群。
片や、高人も器用に技術を身に着けていくものの、如何せんパッションが足りない。
もちろん、准太に「キレイ」と言われるだけでは満足できない高人は一人スペインへ飛び立つ。
これから先も准太と並んで歩いて行くって決めましたからね、気合十分……、というか有り余り過ぎて、口から変なもの出てますよ!
 
そんなわけで高人 in Spain。
「スペイン人に俺はなる!!」で、なぜ寛一&お宮 in 金色夜叉!?
おもっくそ日本男児じゃないですか!?

やはりどこかズレている高人ですが、この辺りのシーンはスペイン旅情が楽しめて良かったです。
思わずスペインに行ってみたくなる。
フラメンコショーを求めてタブラオ(フラメンコのショーを客に見せるレストランやバー)を巡る高人。
ある時、彼はギター店の前で踊るフラメンコの名手を見かける。
 
スペイン人イケおじ様キターーー!!!
掘りが深いのに濃すぎない絶妙な美形。
おまけに高人に対してウインク。
こういうのが滑稽にならず、様になるのが素敵。
何をしても絵になるフォトジェニック。
女の子がキャーキャー言うのも分かります。
 
ショーが終わった後、天使のような少年に大事なペアリングをすられてしまった高人。
日本人観光客って良い鴨だからなぁ……。
そこで高人を助けてくれたのが先ほどのイケおじ様。
彼の名前はセレス。
なんだかこの人も一筋縄ではいかなそうだけれど、余裕を持った物腰やおちゃめさ、セクシーさが大人の魅力。
高人ほど厳しい格付けチェック能力の持ち主が見惚れてしまうんだから相当ですね。
しかし高人は同時に彼の佇まいに既視感を覚える。
一度は別れを告げ合った高人とセレスさんでしたが、そこへ高人のスマホにメールが……。
ある事情から行動を共にする事になった二人。
 
打って変わって日本。
職場に戻った卯坂が見たものは阿鼻叫喚の地獄絵図ならぬ、郷愁に泣きむせぶスタッフ達。
そして、自分の机の上に寝っ転がる一人の男。
ちょっとフリーダムすぎやしませんか、在須先輩(遠い目)。
けれども、やっぱりこの人、凄かった。
輝かしいキャリア、絶対的カリスマ、童謡「ふるさと」を口ずさんだだけで人々の心を打ち震わせる才能。
パイセン、人心掌握して街一個ぐらい簡単に支配できそうな勢い。
おまけに「血の婚礼」の楽曲も担当してくれそう?
 

お前になら言い値で買われてやるよ、ウサ。

 
いちいち言う事なす事すべてが、卯坂さんの心をかき乱しますが。
こんな強烈な個性に一度出会ってしまったら、その後の人生変えられてしまうでしょうね。
 

あんた、俺に犯されたこと忘れたのか。

 
てっきり逆(?)だと思ってたよ(私のBLセンサーもまだまだですね)。
在須と一緒にいる時の自分が嫌い……、特に卯坂さんのような理知的でプライド高いタイプは、そんな自分が許せなかったのでしょう。
この人も色々こじらせてますね。
 
場所は戻ってスペイン。
セレスの住む街ミハスへと急ぐ高人。
彼のスマホに届いたのは、准太を誘拐したという脅迫状と拘束される(?)准太を撮った写真だった。
「えっ、今度はミステリ?」と『抱かれたい男1位に脅されています。』のジャンルを見失ってポカーンとする私を後目に次回へ続く。
 

抱かれたい男1位に脅されています。 第20話

脅迫状が指定したバルにやって来た高人。
彼が勢い込んで開けたドアの先には……。
 
うん、分かってました……、こんな展開になるだろう事は分かってました。
しかもセレスさん、准太のじーちゃんでした。
なんだこの麗しき祖父と孫の図。
ひょっとして宗教画?
画面が眩しくて、下々の者にはよく見えません。
准太にクリソツのセレスさんをモノローグでべた褒めした高人は一人羞恥プレイですが。
しかし、この作品だからこんな偶然あり得ないだろうと疑心暗鬼に陥っていたんですが(主に准太のせい)、今回は珍しく准太の罠じゃなかった。
准太の幼馴染のアントニオ、濃ッ!!!(爆笑)
一気にテンションがヒートアップ。
もしかして、これがラテンのパッション!?(なんか違う)
フォークを首筋に突き付けられたり、羽・千円・性欲の三点セットを見せつけられても、彼の目には准太が清浄な天使に見えるんだ。
へ~、恋ってスゴイ(棒読み)。
 
なんだか勢いのまま(本当にその場の勢いのまま(笑))、准太をかけて高人とアントニオはフラメンコ勝負をする事になってしまう。
結果は高人の完敗。
まあ、あのアントニオの濃さをもってすれば、場もさぞ盛り上がる事でしょうよ。
もちろん、高人の准太を思う気持ちは負けていませんが、まだ幕を取っ払い切れていないというか、性格上無意識にブレーキがかかってしまっている感じ。
准太は高人を選ぶ道以外考えられないけれど、高人自身が妥協を良しとしない。
高人はなんと許可も取らず、准太のエンゲージリングをアントニオへ渡してしまう。
……高人の気持ちも分からんでもないが、これは拙い。
パパラッチされた時、高人が勝手に決断して別れ話をしたのと同じような事を図らずもまた繰り返してしまった。
高人も器用に何でもこなすのに肝心な点が不器用で、この二人には決定的に言葉が足りない。
 
その夜。
高人は自分を追ってスペインにやって来た准太と距離を置こうとする。
しかしそれもまた、准太のトラウマに追い打ちをかける。
准太と平等でいたいがために一人で進もうとする高人と、彼を閉じ込めておきたい准太と……。
准太は高人の為ならどこまでも強くなれるだろうけれど、反面、誰よりも弱くなってしまう可能性も秘めているのが、この場面で露呈している。
尋常ではない高人への恋着は、准太自身ですら制御できない。
高人の手首を拘束して無理矢理抱いてしまう准太。
相手が逃げれば逃げるほど、追いかけてしまう獣の性。
でも目はその印象を裏切って、不安な子供のように寂しそう。
体の自由がきかない為、高人もそんな准太を抱きしめてあげる事ができない。
二人のすれ違いが切ない。
 
次の朝、高人はセレスの家から姿を消していた。
向かった先は事もあろうに恋敵・アントニオの実家。
なぜアントニオが登場すると、ギャグ度が急激に増すのか!?
「ゴゴゴゴゴ」ってスタンドでも出てきそう。
 

抱かれたい男1位に脅されています。 第21話

アントニオの実家であるパン屋にやって来た高人。
「昨日の敵は今日の友」って、アントニオ、よく知ってたな。
この二人が揃うとなぜか少年漫画のノリ。
あとアントニオのマドレ、ちんまいな!
なにこのカワイイ小人のパン屋さん。
彼女がアントニオみたいな猛牛を生んだのが信じられない。
生命の神秘。
中身は肝っ玉母さんですが。
 
アントニオの言う事が一から十まで正論過ぎて痛い。
外見はあんなだけれどイイ男だな、アントニオ。
高人もスマートな外見にも関わらず、中身は典型的な日本男児だから本心をなかなか表に出せない。
フラメンコに馴染み切れないのも、その辺りがネックになっている。
それはそうと、アントニオ、准太に抱かれたいんだ、そうか……(遠い目)。
 
ここから始まるアントニオの恋物語。
彼の初恋はセレスさんだったんですね。
それで虚弱体質からムッキムキに肉体改造してしまうんだから、幼少時から気合入ってんなぁ。
しかし、セレスさんのフラメンコに込められた熱情の向かう先は妻のヤチヨさんのみで、彼は手酷い失恋を味わう。
それでも追いかけ続けるって……、なんか良い話風にしていますが、お前もストーカーだったのか。
そんな時、アントニオが出会ったのは、まるで天使のような准太。
アントニオのセレスさんに対する偏執的な想いを「すごいステキだね」と言ってくれる。
けれども、そんな准太の目はガラス玉のように透明なんだけれど、何を映しても虚ろ。
内心、何かに没頭できるアントニオが羨ましかったんでしょうね。
 

――ガラス玉?
なんだよ、そりゃ。
あいつのそんな目、俺は知らない。

 
それは高人によって准太の世界が塗り替えられてしまったから。
高人を見る准太の瞳はいつもキラキラしている。
 
アントニオとの会話や稽古で、フラメンコ(ひいては自分と准太の関係性)のヒントをつかんだ高人はセレスの家へ戻る。
そこに准太はいなかったが……。
やはりセレスさんも孫の心に巣くう虚無に気づいていたんですね。
けれども家族や周囲との人間関係に問題があるわけでもないから、原因を取り除いてあげられないのが厄介。
祖父である彼にもどうしてあげる事もできない。
そして、若い頃のセレスさん本人も自分を持て余していた。
外見だけではなく、こういう点も似ているんですね。
その闇に光を当ててくれたのが准太の祖母・八千代さん……、というか彼女もストーカー!?
このご近所一帯、ストーカー密度高すぎませんこと!?

准太との濃い血の繋がりを感じるわぁ……、もしかしたら准太の並外れた情報収集能力や野生の感もおばあ様譲り?
画家志望の彼女が描いたセレスさんも「誰!?」っていう……。
高人も無理にフォローしようとしなくていいから……。
 
セレスに准太の居場所を聞いた高人は教会近くの展望台へ。
やはりフリスクガリガリして気持ちを落ち着けようとしていた准太を、グラナダサクロモンテの丘へ誘う高人なのでした。
 

抱かれたい男1位に脅されています。 第22話

准太の回想シーンから始まる第22話。
他人の気持ちが分からず、彼にとっては作り物めいた現実。
人間関係も一見順調、何事も簡単にこなしてしまえるだけに執着できず、それだけに異質な存在である自分がやるせなかったんでしょうね。
そんな彼の世界を根底から叩き壊したのが高人。
彼が味合わせてくれるすべてが准太にとっては鮮烈で。
このシーン、幼い時と現在の准太がオーバーラップして、高人との出会いは彼にとってまるで再誕したぐらいの衝撃だったのが伝わってくる。
 
グラナダサクロモンテの、とあるタブラオに向かった二人。
そのシーンはフラメンコを通して、皆の命の躍動が具現化しているようでした。
スペインの人々にとって、フラメンコは魂に直結した大事なもの。
高人もそれをあらためて感じ取る。
ここでタブラオの女主人・マリアさんが登場。
この人も良いキャラしている(電子書籍限定描き下ろしは必見)。
彼女の計らいで、高人は急遽フラメンコを披露する事になりますが……。
飾らない准太への気持ちを叩きつけ、ステップを踏む高人の生々しさが素晴らしい。
技術などは度外視しても、表現者としてまた一段階段を上ったのが分かる。
そんな高人に准太も煽られる。
 

あなたって人は…、頭がおかしくなりそうだ…!

 
「キレイ」なんてお上品な言葉はいらない。
この准太の焦燥こそ、高人が最も欲しかったもの。
 
その後、月の光が降り注ぐ中、愛し合う二人。
基本的にはいつも饒舌な本作の濡れ場ですが、今回は違った。
二人の台詞は息遣いのみで、余裕なく互いを貪る感じがたまらない。
「お月様が見てる」的なシーンは他の作品でも何度となく見てきたけれど、本作の場合は獣じみているのにどこか神聖な儀式めいていて印象に残りました。
 
翌日。
朝焼けの中、語り合う二人。
誰かと出逢った事により、世界が美しく見えるようになったって素敵ですね。
でも自分を変えてくれた唯一人を失ってしまったら……、准太が生まれて初めて味わう喪失への恐怖。
しかし、人は立ち止まってはいられない。
ずっと高人を傍に置いておきたいというのも准太の弱さ。
けれども、その弱さこそ人間である証拠。
弱さを補い合うために、人は誰かと共に歩んでいく。
 
想いを確かめ合って、セレスのもとへ戻った二人。
セレスさんも良い感じで茶々入れてくれるなぁ……、と思っていたら。
 
生きてたの!?(直球)
 
まさかのヤチヨさん登場。
いやはや、あのセレスさんの話っぷりだと、てっきりすでに鬼籍に入られていると思っていたんですが……、紛らわしい。
ここで准太が高人の指輪に刻んだ「mi tesoro」の意味を明かされる(セレスさん、ナイスアシスト)。
「高人、調べてなかったんかい!!」と思わず突っ込んでしまいましたが、なんだかんだでラブラブですね。
 

ジュンタの見つけた宝物だよ。

 
セレスさんが良い事言っていますが、後ろのクリオネ的表情&鼻息の荒さで、色々台無しのような気がしないでもない(笑)。
 
後日、アントニオと再戦した高人。
とりあえず指輪を返してもらえて良かった良かった。
アントニオもあのフラメンコを見て、高人が吹っ切れたのが分かったのでしょう。
その後の二人の観光風景や皆との交流も良いですね。
すっかり蜜月というか、新婚旅行チック。
 
そして、いよいよ帰国の途に就く高人と准太。
ヤチヨさんの描いた高人の肖像画……、もう何も言うまい。
多分彼女の周囲の人々あまねく餌食(?)になってるんだろうなぁ。
なんだかんだと言いつつ、高人とアントニオの間にも友情めいたものが芽生えたというか、拳を合わせるって、ヤンキーマンガかよ。
 

「そうだ、ジュンタ、久々に聞こうか。おまえはどの花が好きだい?」
「オレンジの花」

 
准太にも特別なものができて、セレスさんも一安心ですね。
准太の指輪に刻まれた「mi tesoro」にもニヤニヤしてしまいました。
このデコボコさが高人の不器用さを表しているようで、あぁ、愛しい。
あの照れ屋の高人だここまでやってくれたんだから、准太も嬉しかったでしょうね。
「二人ともお幸せに~!!」としか言いようがない。
 
今回のおまけの描き下ろしは、アントニオのあるプレゼントがきっかけになっています。
さすが、情熱の国という感じ。
高人もなぜはいた!?
まあ、そのおかげで准太も読者も絶景が拝めるのですが……。
准太も良い親友を持ったと、スペインの空に向かって手を合わせたに違いない。
 

抱かれたい男1位に脅されています。 Prologue

高人と准太、二人の絆が一層深まった《スペイン編》ですが、日本ではまたまた嵐の予感。
今回はこの後の展開を暗示する予告編的な意味合いが強い。
混迷を深める卯坂と在須の関係。
「血の婚礼」は無事に上演できるのか?
あと目つきのオカシイ人が二人ほど登場。
この人達も登場する作品を間違っているような気がする。
ラストの二人がとても幸せそうなだけに不安が募ります。