2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
丹下道先生の『恋するインテリジェンス(2)』の感想です。 男達の欲と野望が渦巻くKヶ関の恋愛模様を描いたオムニバス形式の本シリーズ。 断言しますが、相当奇天烈な1巻ですらまだ序の口でした。 2巻は弾け具合がさらにパワーアップしています。
ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(4) 海賊王の死』の感想です。 ジェイクと別れてから作中内時間で二年。 今現在、アドリアンは前作で出会ったガイと付き合っていた。 だが、あるパーティーで起きた殺人事件がきっかけで顔を合わせ…
丹下道先生の『恋するインテリジェンス(1)』の感想です。 架空の国・N国に所属する官僚達の恋を描いた表題作他、短編2編と描き下ろし3編を収録した作品集。 耽美な絵からは想像できない奇抜な設定と勢いで、読者を独特の世界に引きずり込む作品の数々。 …
ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐』の感想です。 クローク&ダガー書店のパート・タイマーであるアンガスが殺人容疑をかけられた事により、カルト的な連続殺人に巻き込まれていくアドリアン。 さらに表紙イラストでも…
青山十三先生の『恋人を可愛がる方法』の感想です。 前作で危機を乗り越えた柳浦と鬼塚。 特に大きな事件は起きませんが、その分、二人のバカップルぶりを楽しめる一冊。
ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き』の感想です。 今度の舞台は、かつてゴールドラッシュに沸いたカリフォルニア州ソノラ近郊の街。 そこで再び事件に巻き込まれてしまったアドリアンと、彼を追ってやって来たジェイク…
青山十三先生の『恋人を口説く方法』の感想です。 前作で友情から変化した恋情を成就させた柳浦と鬼塚。 やっと体を繋げたり、鬼塚の家族のような同僚達に挨拶したりと順調に交際を進めていきます。 ところが、意外なところから火種が生じ、サラリーマンであ…
ジョシュ・ラニヨン先生の『アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影』の感想です。 高校時代からの友人を殺害された書店主&作家のアドリアンが、自分もまた事件へと巻き込まれていくスリリングなサスペンス。 第1作に関しては、恋愛面よりもどちらかと…
青山十三先生の『友達を口説く方法』の感想です。 靴屋に勤める男達と客の恋を描いたオムニバス・恋する靴屋シリーズのスピンオフ作品です。 しかしこちら単体でも十分楽しめます。 強面刺青彫師×人間関係に不器用なサラリーマンの友情から始まった恋の行方。
ジョシュ・ラニョン先生の『殺しのアート(1) マーメイド・マーダーズ』の感想です。 FBIの生きる伝説といわれる上級特別捜査官と、上昇志向の強い捜査官の急造コンビによる、アメリカを舞台にした本格ミステリ。 男性同士の恋愛をテーマにした作品で、こ…
にやま先生の『僕のおまわりさん(1)』の感想です。 同じくにやま先生作の『無邪気なわんこと猫かぶり』のスピンオフ。 今度は『無邪気な~』で主人公二人のキューピット役(?)を務めた誠治が主人公となっています。 前作とは違ったタイプのわんこ系攻め…
にやま先生の『無邪気なわんこと猫かぶり』の感想です。 素直で飾らないわんこ系攻めと、好きな人の前で理想を演じ続けて疲れてしまったアラフォー受けによるラブコメディ。 変に奇をてらわず、25歳×39歳の可愛い恋を楽しめます。 随所に散りばめられた笑い…
英田サキ先生の『遠い岸辺』の感想です。 イラストはZAKK先生。 表題作の他に、事件が解決した後の二人の平穏な日常を描写した「夢の岸辺」、また電子書籍版にはショートショート「番犬も時には猫になる」を収録。 ある事件がきっかけで、身をやつした元刑事…
『ただれた恋にはいたしません!』の感想です。 チャラ男と地方から出てきたばかりの少年によるラブコメディ。 勢いとテンポの良さ、とぼけた会話で、読者を笑わせてくれます。
『構いたくなる背中』の感想です。 恋人に去られ、男達との刹那的な関係に慰めるサラリーマンと、彼を放っておけない同僚。 二人が互いに惹かれ合っていくプロセスを追った王道ラブストーリー。
『愛しのXLサイズ』の感想です。 タイトルと表紙、正直キワモノ臭がしますが。 でも、そこで尻込みしていては勿体ない良作ですよ、皆さん。 シュールなギャグ、ストーリー、エロの塩梅が絶妙。 騙されたと思って、お試し版だけでも読まれる事をおススメします
『隣の嘘つき』の感想です。 安西リカ先生の原作を、須坂紫那先生がコミカライズした作品。 己の性癖を認められなかった主人公・高瀬が、ゲイである友一を通して変わっていく話。 原作付きという事もあってか、高瀬の心情変化や二人の距離が縮まる過程が丁寧…