ボーイズラブのすゝめ

ボーイズラブ系のコミックス&小説の感想を中心に。

小説

『炎の蜃気楼10 わだつみの楊貴妃(前編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼10 わだつみの楊貴妃(前編)』の感想です。 第一部の最終話でありショッキングが展開が目白押しなので、読者も心して読まないと。 様々な陣営が入り乱れ、瀬戸内海全域に渡るスケールの大きな話ですが、前編はとりあえず発端編という感じ。 主…

『炎の蜃気楼9 みなぎわの反逆者』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼9 みなぎわの反逆者』の感想です。 今回の舞台は京都。 以前から作中でも語られていましたが、晴家が200年間待ち続けている恋人について詳しく明かされます。 また、不協和音がいよいよ深刻度を増していく高耶と直江の関係。 夜叉衆にとっての強…

『炎の蜃気楼8 覇者の魔鏡(後編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼8 覇者の魔鏡(後編)』の感想です。 舞台は前巻から引き続き、日光、箱根。 龍神として現れた北条氏康から、高耶の躰を助けるか否かの選択を迫られ、直江が選んだ道は? そして、日光では東照宮周辺を舞台にして、上杉夜叉衆と北条氏の全面戦争…

『炎の蜃気楼7 覇者の魔鏡(中編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

今回の舞台は箱根と日光。 前巻『覇者の魔鏡(前編)』で、北条氏照により《つつが(ケモノヘンに恙)鏡》に捕らえられてしまった高耶。 彼が鏡を通して送ってきたメッセージに従い、直江は北条の屋敷がある芦ノ湖へと駆けつけます。 そこで直江が見たのは、…

『炎の蜃気楼6 覇者の魔鏡(前編)』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼6 覇者の魔鏡(前編)』の感想です。 舞台は東京、日光、箱根など。 関東平野を跨いだ、大変スケールの大きなお話になっています。 前巻『炎の蜃気楼 ー断章ー 最愛のあなたへ』で、元の互いを傷つけあうような関係に戻ってしまった二人。 高耶…

『炎の蜃気楼 ー断章ー 最愛のあなたへ』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼 ー断章ー 最愛のあなたへ』の感想です。 本書には「最愛のあなたへ ――My Only Dictator――」と「凍てついた翼」、二つの作品が収録されています。 「最愛のあなたへ ――My Only Dictator――」は、ナンバリングされていませんが本編の続きのお話。 …

『炎の蜃気楼5 まほろばの龍神』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼5 まほろばの龍神』の感想です。 今回の舞台は古の都・奈良。 織田 vs 反織田勢力の戦いがいよいよ本格化、また直江の懊悩が深まりつつも、夜叉衆三人のコンビネーションが光る痛快な物語でした。 次の巻で高耶と直江の関係が激変してしまうので…

『炎の蜃気楼4 琥珀の流星群』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼4 琥珀の流星群』の感想です。 前巻『硝子の子守歌』の衝撃のラストが契機となり、覚醒が急速に進む高耶。 景虎として目覚めつつある高耶の姿に、直江は何を思うのか? 二人の動向から目が離せません。 また、仙台の一般人達をも巻き込んだ最上…

『炎の蜃気楼3 硝子の子守歌』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼3 硝子の子守歌』の感想です。 第一巻、第二巻の舞台だった松本を離れ、高耶は一路、杜の都・仙台へ。 この巻から、上杉夜叉衆による怨霊退治の全国行脚が本格的に始まります。

『炎の蜃気楼2 緋の残影』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

『炎の蜃気楼2 緋の残影』の感想です。 シリーズ二作目という事で、主要人物が大分出揃ってきました。 さらに景虎達の宿敵・織田軍が登場し、物語はヒートアップしていきます。

『炎の蜃気楼』(桑原水菜/集英社コバルト文庫)感想【ネタバレあり】

コバルト文庫の人気作でボーイズラブの金字塔でもある『炎の蜃気楼』第一巻の感想です。 男性同士の恋愛、戦国時代、愛憎劇、サイキックアクションなどにピンっときた方におススメ!